【ビジネス的視点】タイ・バンコク駐在員の気になる行動エリアとは?!

タイには約7万人の日本人が在住するといわれ、そのうち約5万人が首都バンコクで暮らし、ほとんどが日本の企業から派遣された駐在員とその家族です。では駐在員とはどのようなエリアでどのような暮らしをしているのでしょうか。

駐在員の仕事エリア

バンコクの駐在員の給料はどうなの?

バンコク及び周辺には多くの日本企業が進出していますが、企業の業種や職種により勤務するエリアはさまざまです。企業の多くはバンコクの中心部のシーロムなどにオフィスを構え、商社や銀行などの駐在員などはバンコクのオフィスに勤務していますが、自動車や機械、電気などの製造業の駐在員の多くはバンコク周辺の工場に勤務しています。

工場は賃借して自社工場を保有する企業もありますが、多くはタイの工業団地に入居しています。代表的な工業団地としてはバンコクの北部のパトゥムタニ県のアマタナコンやチョンブリ県アマタシティ・チョンブリ、ラヨーン県のアマタシティ・ラヨーンなどがあります。

海外の企業がバンコク周辺の工業団地に入居する理由は、タイ最大の貿易港のレムチャバン港が近くにあり、タイの経済・商業の中心地バンコクにも近いという理由です。これらの工業団地に入居しているのはほとんどが外国企業で、その中でも日本企業が一番多く、これまでは日本を含む多くの海外企業がタイに進出してきましたが、長く続くバーツ高や人件費、物価上昇などにより固定費が増加して企業にとってメリットなくなり、販売不振などの影響もあり工場の撤退や他国への移転などで工業団地の入居が減少しているため、工業団地の募集広告が目立ちます。

駐在員の住居エリア

【ビジネス的視点】タイ・バンコク駐在員の気になる行動エリアとは?!

バンコクで外国人が多く暮らすエリアとしては、バンコクの中でも高級住宅街といわれるシーロムやルンピニ公園周辺、スクンビットなどですが、日本人に関してはスクンビットのアソークから東側のエリア、特にプロンポンやトンロー周辺にはたくさんの日本人が暮らしています。その理由は、このエリアには日本食レストランやスーパーマーケット、日本語の通じる病院や薬局などがあり日本とさほど変わらない生活ができる事と、家族帯同で学校に通う子供がいる場合は日本人学校が比較的近いことです。駐在員はオフィス勤務であれば通勤は比較的楽ですが、工場勤務でチョンブリ県やアユタヤ県、さらにロッブリー県などに工場がある企業では最大2時間程の通勤時間を要しますので、単身であれば近くに住むことができますが、家族帯同となると通勤だけでも大変な苦労です。

また、ラヨーン県のアマタシティ・ラヨーンやピントンなどチョンブリ県の中部以南の工業団地に勤務する駐在員は比較的勤務地から近いシラチャに在住します。この街も周辺の工業団地に多くの日本企業が進出していますのでバンコク同様にたくさんの日本人が住み、日本人の生活に便利な施設や日本人学校などもあります。バンコクの日本人学校は世界で最も生徒数が多いといわれ、シラチャにもあることから、タイにはたくさんの日本人がタイで働いていることが分かります。

駐在員の娯楽エリア

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駐在員の娯楽というと仕事帰りに会社の人たちとの食事や休日を利用してのゴルフなどです。食事をするエリアは日本企業のオフィスが多いシーロム周辺や、住居に近いスクンビットエリアの日本食レストランや居酒屋などで、そのスタイルは日本で働いていた時と同じ様です。

また、休日を利用してのゴルフも同様に会社の人たちや日本からの出張者などと一緒にプレーすることが多いですが、バンコクの東側が住む人たちが多いので、スワンナプーム空港近辺にあるゴルフ場か、チョンブリ県などのゴルフ場を多く利用されます。

 

このようにバンコクの駐在員の行動するエリアは、仕事は勤務する企業によってさまざまなエリアに分かれますが、住居や娯楽などは限られたエリアの中で行動されています。

>タイ・バンコク駐在員の教科書

タイ・バンコク駐在員の教科書

バンコクで駐在員生活を送っている日本人によるブログです。タイ駐在時に自分が実際に体験をしてきたことをテーマに病気に関すること、買い物、初めての住居探しまで、タイ・バンコクで実体験をしてきたリアルライフをお届けしています。

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