- 2021年3月12日
- 2021年11月15日
タイ・バンコクの駐在員の住居とは?
駐在員の住居 タイに駐在する駐在員がどのエリアに住居するかは、慣れない海外で生活をするわけですのでストレスなく生活できるエリアに住居を持ちます。利便性や治安などの環境面や家族帯同で子供の有無、単身者などで住居するエリアも変わりますが、もう一つ大きな要因は勤務する企業の家賃補助額です。日本語が通じる日本食レストランや病院、薬局や日本食スーパーマーケットがあるエリアは生活が便利なうえに高級コンドミニアムが立ち並ぶバンコクの高級住宅街です。家賃も高額になりますので企業から支給される家賃補助で賄えるかが、そのエリアに住めるか大きな要素です。 駐在員の住居のエリア バンコクの至る所に駐在員は住居を持ちますがその中でもBTSスクンビット線のアソーク駅から東にかけてプロンポンやトンロー周辺に集中しています。このエリアはバンコクでも有数の高級住宅街であるとともに、日本語の通じる施設が多いので日本人にとっては利便性の高いエリアです。また、周辺には日系の不動産会社が多く限られた時間の中で物件を探すには便利というのも理由です。さらに、この街の中心を横断するスクンビット通りの北側が最も高級なエリアといわれ、タイ人富裕層の大きな邸宅や高級コンドミニアムなどが立ち並ぶため、最も人気のエリアです。 また、殆どの駐在員がこのエリアに住居しているのではなく、高級住宅街でコンドミニアムもそれなりに設備が整い部屋も広いため家賃が高額です。企業からの家賃補助で賄えない場合はエカマイより先のプラカノンやオンヌットなどに住みます。特にオンヌットはプロンポン・トンロー周辺と比べると家賃が安くオンヌット駅前のスクンビット通りを挟んで高層のコンドミニアムが立ち並び、大型のスーパーマーケットも駅周辺に2店あることから日本人を問わず駐在員には人気のエリアです。 単身で赴任した駐在員もプロンポン・トンローにたくさん住んでいますが、比較的広い部屋が多いため、日系企業のオフィスが多いシーロムやサトーン、またはコンドミニアムの開発ラッシュが進むMRTのラマ9世駅周辺を選ぶ人たちもいます。さらに、小売業でタイに進出した企業の駐在員は勤務地に近いエリアに住みますが、チャオプラヤー川西岸のバンコク最大のショッピングセンターのアイコンサイアムに出店した企業の駐在員は勤務先から近いBTSシーロム線のクルン・トンブリ駅周辺のコンドミニアムに住む人も多いです。 駐在員の住居環境 日本と比べて住居費は格段に安いタイですが、高級住宅街のコンドミニアムとなると家賃もそれなりに高額です。家族帯同の多くの駐在員は部屋の広さは120㎡以上でプール、ジム付きで10万タイバーツ近くになりその殆どが家賃補助で賄えてしまいますので、日本国内の地方転勤でマンションを借りるのとは大きく違います。 また、オンヌット周辺では高級住宅街のように広い部屋はそれほどありませんが、新築物件が多く家賃も安いため、買い物や日本語が対応できる施設が少ないことを除けば、プールやジムも付いていますので快適な生活を送ることができます。 バンコク駐在員はなぜ高級コンドミニアムに住めるのか タイは駐在員天国といわれます。多くの企業は国内勤務とは別に海外勤務者には別途手当てが支給されます。海外に多くの拠点を持つ企業は勤務する国ごとに手当を決めることはできませんので、世界中の国をエリア別に分けて支給額を決めますが、アジアではシンガポールや香港を除く国は2~3段階の基準が設けられています。タイはASEANの中でも物価は高い国ですが、住宅はまだ安いので日本ではとても住めることのできないコンドミニアムに住むことができます。ヨーロッパやアメリカで同じような生活をすることはとてもできませんので、駐在員天国といわれる所以です。